講座「樹木医・正岡明と歩く春日山原始林~奈良公園」
 「千年斧を入れず」と言われる春日山原始林は春日大社の「神の社」として1170年足らず守られてきました。
 都市に隣接し、しかも鹿と共存する世界でも珍しい原始林で、スギ・イチイガシ・クス・モミ等の巨木が点在し、ナギだけの純林も形成している、非常に貴重で魅力的な森です。
 このような森は、自然界の全てに命が宿っていて大切にしようとしてきた日本人の原始的な信仰と深く結びついており、それゆえ自然遺産ではなく文化遺産としてユネスコの世界遺産に登録されました。
 樹木医・正岡明と共にこれらの木や森を巡り、その魅力を体感しましょう。

個人のお庭の大事にされている樹木から天然記念物指定の老木大木まで樹木全般の診断、治療、コンサルティングに従事しています。
また奈良原始林のガイドなども手がけております。

造園・樹木医経歴
1975年 荒木造園(株)入社(在 大阪府池田市)
     造園家荒木芳邦氏に師事、造園全般の設計施工、育苗、庭園写真等に従事
1982年 (株)荒木造園設計事務所退社
     伊丹にて空間計画研究所設立、植物を中心とした庭作りを手がける。
1989年 奈良市に転居。正岡庭園設計に改称。
1998年 樹木医資格取得。その後天然記念物の大木など数々の樹木の診断治療を手がける。

樹木医活動の工事写真